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| 18:36 |
アウシュヴィッツ訪問にあたって
2009.07.01 Wednesday
今回、アウシュヴィッツ強制収容所を見学するのにあたり、
予備知識が足りなすぎると思い、ユダヤ人・ユダヤ教・聖書・タルムード・ロスチャイルド家、ヒトラー等について色々な本を読んで備えました。

映画『シンドラーのリスト』も実は鑑賞した事がなかった私。
前回の一時帰国でDVDを購入して持って帰ってきました。
その後調べてみるとオスカー・シンドラーが晩年、ここフランクフルトとエルサレムで二重生活を送っていたため、フランクフルト中央駅の近くに彼の住んでいた家の跡がある事を知りました。





そして、このシンドラーのリストの舞台となった工場はクラクフという街にあります。アウシュヴィッツに行った翌日、工場跡地も見学してきました。

ここは数年前まで、当時の姿のまま残されていたそうですが、今年の秋に博物館としてオープンすることになり(今回はプレオープン中で一部だけ見学できました)、外観も内装もかなり綺麗にされてしまって、ちょっと残念でした。。


映画のシーンにも使われた階段。


奥の工場跡地は内部は公開されていませんでしたが、外観は当時のままなのかな?と思われるものでした。



また、フランクフルトには2つのユダヤ博物館・ユダヤ人街記念館という博物館があるので、来独1年半以上経ってやっと見学にいきました。
ユダヤ博物館では4月から8月まで『略奪と返還』という特別展示会が開催されていて、ロスチャイルド家の邸宅を改造して作った博物館内にナチスドイツがユダヤ人から略奪し、後に返還されたものが沢山展示されています。

もうひとつのユダヤ人街記念館は隣接するユダヤ人墓地の周囲の壁に、フランクフルトから強制収容所へ送られた犠牲者約1万人の名前が刻まれたプレートがはめ込まれています。

遠くからみると普通の壁。


近づいてよく見ると無数の石が備えてあります。

"Auschwitz"の文字もありました。
何度もこの近くを通ったことがあったのに、こういう風になっていたなんて全然知りませんでした。お恥ずかしい…。

日本のガイドブックには載っていないけれど、フランクフルトは『アンネの日記』の著者アンネ・フランクが生まれた街なので、彼女の博物館もあります。近いうちに訪れる予定です。


"歴史を繰り返さないために歴史を勉強すること"
少しずつでも、続けていきたいな、と思います。
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Germany | 13:00 | Comments(3)

Comment

貴重な情報ありがとうございます。
すごく興味有った事なのに、全然知らなかった事ばかり・・・。
参考になります。

シンドラーの家、フランクにあることは知っていましたが、あんな所とは・・・。気づかなかった。
naihuizi | 2009/07/02 16:08 [ Edit ]
すごく参考になりました!

普段何気なく歩いてる所に歴史が刻まれてるんですね。

私もアウシュビッツは行ってみたい場所の一つです。

maho | 2009/07/02 21:42 [ Edit ]
>naihuiziさん
私も今回いくつかの文献を読んで、知らなかった事が沢山でした。
そもそも"ユダヤ人ってナニ?ユダヤ教って??"と聞かれて、完璧に説明できる人ってあまりいないんじゃないのかな、と思いました。
これからも少しずつ勉強していきたいと思います。

シンドラーの家は、本当に「え?こんなところに!」という感じでした。道行く人も誰も気にとめていないし。近いので是非一度足を運んでみてください。


>mahoちゃん
私の拙い文章が少しでも参考になったと言ってくれて嬉しいです。
ありがとう。
平和な世で育った我々は、注意して見ないと見落としちゃうよね。
戻ってきたら是非行ってみてね。

アウシュヴィッツもドイツからならすぐだよ!現地の移動がちょっと時間かかるけど、もしも行くことになったら聞いてね!
Yukky | 2009/07/03 02:21 [ Edit ]






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